茨木市議会 議会動画 令和2年6月

令和2年6月議会において質疑した内容は2点あります。

マンション管理組合の支援策について

一つは、いわゆる大規模マンションの管理組合の機能強化についてです。

一昨年と昨年はじめて管理組合の副理事長を経験しました。何千万という規模の管理費を有効に活用してマンション資産の維持向上のために理事長、副理事長はじめ住民の有志の方々のご尽力を現場で垣間見ることができ非常に勉強になりました。具体的には事業を執行するにあたっての各種調査や、工事業者との交渉、法律問題への対応など自らインターネットで調べながら進めているます。

今後いわゆる大規模マンションの多くが築年数40年を超える環境が想定される中、本市においてもマンション管理組合をサポートできる環境を作っていく必要があると考えており、この点について茨木市と質疑した次第です。

質疑の詳細は動画をご覧いただければと思いますが、茨木市の事務分掌にマンション問題が位置付けられていなかったことが明らかになり、来年の事務分掌見直しの際にはマンション問題を明記してくれるとの答弁もいただいております。

人口減少社会において持続可能な住宅政策について

二つ目は、住宅政策です。

人口が減少していくことが想定される社会環境にもかかわらず、建売住宅が立ち続ける状況に問題意識を持っています。

中古住宅の質を上げる制度を活用して、中古住宅の流通量を増やすこと。これは住宅を単なる耐久消費財と考えるのではなく、そこで生活する家族の記憶の拠点としての場所を大切にする社会を目指すことであり、また住宅は地域にとっては歴史を重ねる街の風景の要素であることを忘れないための取り組みだと考えています。

また、同時に新築住宅を立てる場合は、長寿命化を目指し大切に長く住み続けられる社会を目指す必要もあると考えています。

この質問のベースには、高度成長期の延長線にある住宅ストックの大量生産大量消費に対する問題意識があります。子供たちに残す街は、過去の記憶が積み重ねられた街並がふさわしいと考えています。