ほぼ月いちメッセージ(令和4年3月27日)
3回目のほぼ月いちメッセージになります。
今回の「ほぼ月」は「3月議会での質問」について記したいと思います。
3月議会では以下の3項目を質疑しました。
1.JR茨木駅前再再開発について
この質問は、1970年大阪万博から50年間手が入れられていない駅前を開発する際に、忘れてはならないコンセプトについて質疑しました。私の問題意識は、日本全国の駅前が金太郎飴のように似通ってくることへの危機感です。合理的な土地利用と商業施設誘致による賑わい誘発はどこの場所でもできるということです。それだけではなく、その場所にしかない歴史や周辺の施設との連携などオリジナリティーある駅前を実現するために以下の提案をしました。JR茨木駅前は、大阪万博の玄関口だったことから、当時のテーマ「人類の繁栄と調和」について今の時代どう受け止め、どう引き継ぐかを考える知的拠点を目指すことが可能な場所だと思います。万博公園にある国立民族学博物館は映像資料が充実しています。また、令和6年4月には立命館大学映像学部および情報理工学部が移転してきます。まさに、「映像」「情報」「メディア」「民族」など新しい時代に相応しいメディア創造発信となる知的拠点のポテンシャルを持っている点について見解を問いました。
2.外国人との共生共生社会の実現について
日常生活において多くの外国人と接する機会が増えてきたことを受けて質問しました。まず第一に、茨木市に訪れる外国人の方々が不自由なく生活できる支援を充実することについて要望しました。さらには、自分とは違う文化的な背景を持った外国人と出会い接することで、自分の物の見方が広がる国際交流事業を充実するための提案もしました。また本市には大学の留学生寮があります。留学生寮を拠点とした国際交流事業の充実についても提案いたしました。
3.一人も見捨てへん教育〜不登校児童生徒支援について
令和2年12月議会から引き続いての「不登校児童生徒支援について」の質問となりました。この質問で私が言いたいことは、いじめなど学校へ行くのが辛い状況が、万が一起こった時に、学校以外にも学びを続ける場所があることを知ってもらうことと、そういう場所を充実させることを進めたいのです。子どもたちにとって学校は生活のすべてです。万一そこでうまくいかないことがあっても、何も問題はないのです。何度でもやり直せるのです。学びたいという気持ちを大切に、家族や地域や学校が子どもの可能性を受け止めることができるよう、さまざまな場所で学べる環境を充実させていきたいと思っています。茨木市には教育委員会が「ふれあい教室」という場所を開設しており、そこを通して様々な支援が行われています。これらの取り組みの充実と、保護者を含めた全市民への広報の充実を進めるべく要望しました。すべての子どもたちの学びたいという気持ちを受け止めることができる、多様な学びの場所の充実を進めてまいります。
私のライフワークは以下の5テーマです。
「全ての人々が、いつでも・どこでも・誰でも学べる生涯学習社会」
「公立小中学校へ行くことができなくなったとしても、多様な学習機会が提供される色んな学びが可能な社会」
「都市の既存資源を循環させて生業を生み出し地球環境と呼応する社会」
「多様な他者と触れる機会としての文化芸術政策推進社会」
「都市に居心地の良さを提供できる緑地環境充実社会」
これらのライフワークを形にするために、日々考えを巡らせています。そして、時に現場へ足を運び時に関連図書を調べたりしながら、茨木にあった具体像を目指して活動しております。
本年3回目の「ほぼ月いちメッセージ」といたします。(令和4年3月27日)
上田ミツオ拝